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便利なこたつテーブルだけどこんな使い方はダメ
こんな使い方していませんか?「これくらい大丈夫だろう」が危ないんです。
- 就寝用暖房器具ではありません。寝てはだめです。低温やけどや脱水症状などを引き起こします。
- 他の暖房器具を中に入れない。カイロや電気カーペットをいれない。
- こたつ掛け布団無しで電源を入れない。
- こたつ敷き布団無しで使わない。
- 洗濯物を入れない。漏電・発火の危険性があります。
- テーブルの上に乗らない!踏み台として使わない!
- ペット用に使わない!
こたつテーブルのダメな使い方5つを順番に見ていきましょう!
1.こたつでの就寝
●意外とやってしまうのが、このこたつでの就寝。気持ちいいんですよね。ちょっとだけと思っていても、ついぐっすり♪しかし、これは意外と危険なんです!何が危険なのかというと。。。
【こたつで就寝3つの危険】
まず、脱水症状に陥りやすくなります。血液がドロドロになり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。特に疲れているときはそのリスクが高まります!疲れているときこそお布団でちゃんと寝ましょう!
さらに、低温やけどを起こす可能性があります。低温やけどの症状は皮膚が赤くなったり、水ぶくれができます。重症化、回復までに長期化する場合があるので注意が必要です。
そして、上半身と下半身の温度差が大きく、意識のないときの体温調節機能がうまく働きません。結果、自律神経に異常をきたし免疫力の低下につながります。免疫力が下がると風邪をひきやすくなります。昔から「こたつで寝ると風邪ひくよ」と母によく言われましたがあれは本当だったんですね。
◎こたつで寝て起きたときに寒いトイレに自然に行く場合がありますが、冬場の温度差はヒートショック症候群で突然死にもつながります。おやすみになるときは、就寝のためのお布団・ベッドで休みましょう。
◎お年寄りや小さな子供は温度変化に対応できなかったり、脱水症状になりやすい傾向にあるので特に注意が必要です。
2.他の暖房器具をこたつに入れない
これは、他の暖房器具や家電との誤った併用の仕方をしないということです。
【併用が危険な暖房器具3つ】
●携帯カイロや使い捨てカイロなどを貼ったまま、ポケットにいれたまま、こたつに入らない!低温やけどになるリスクが高まります。
●電気カーペットと併用しない!横になった時に上半身も寒くないようにホットカーペットを敷く方がいますがとても危険です。身体にも暖房器にもよくありません。こたつのヒーターやホットカーペットにはサーモスタットや温度調節機能が付いています。これらの機能に支障をきたし発熱発火、火傷の危険性があります。絶対にやめましょう。
●送風機と併用しない!すぐに暖まるように。ニオイ消し。などの理由で使う方がいますがこれも上記と同じく温度調整機能に害があります。使ってはいけません。
◆あと、暖房器具ではありませんが、携帯ゲームやスマホを使っていて、不本意に入れたままになるのも危険です。バッテリーが発火する可能性があります。
3.こたつ掛け布団無しで電源を入れない
ハイタイプで椅子を使うこたつテーブルに多い間違いパターンです。太ももや膝の上を温めるだけの電気ストーブのように使う使い方です。全くの勘違いです。ずっと発熱し続けて危険です。電気代もかかります。こたつ掛け布団だけでなく天板も温度制御には重要です。天板なしでの使用も絶対ダメです!
4.こたつ敷き布団無しで使わない
こたつテーブルをそのまま、フローリングや畳に直接置くことは好ましくありません。畳の場合は焼けたりダニの温床につながります。フローリングの場合は熱によって木材の割れ、縮み、変形が起こったり、ワックスがとけたり、変色の原因になります。こたつテーブルを置くときは必ず大きさに合った敷物を用意しましょう。熱に弱い床材にも気を付けてください。熱に弱い床材は赤ちゃんマットとして有名なジョイントマットやコルクマットがあります。
▲熱に弱い床材には人気のEVA素材のジョイントマットも含まれます。
5.こたつに洗濯物を入れて乾かそうとしない。
漏電・発火の危険性があります。それに湿気がこもるので期待外れで乾きません。家電に水分は大敵です。故障の原因にもなります。洗濯物が思ったより乾いていなかった急いでいる朝に、ついしがちですが効果はないのでやめましょう。
6.テーブルの上に乗らない!踏み台として使わない!
棚の物を取るときや掃除、電球を替えるときなどに、こたつテーブルの上に乗ってはいけません。一般的なこたつテーブルの耐荷重は20㎏です。大人が乗るのは論外です。脚の部分がハの字になって壊れます。特に布団がかかっている冬場は本体の異変に気が付きにくいので注意が必要です。
7.ペットをこたつに入れない
犬や猫、ペットも人間と同じ生き物です。こたつ内は自然環境とは全く異なるので人間と同じように健康被害が起こる可能性があります。ヒーターの発光は目にも良くありません。白内障になる場合があります。見えないところでコードを噛んだりするのも危険です。ヒーターに毛があたっているのも危険です。飼い主さんがちゃんと目の届く範囲でこたつ布団にくるまる程度にするか、やさしく抱いてあげましょう。
まとめ
こたつテーブルは快適に過ごせる便利なアイテムですが、使い方を誤ると健康被害や火災の原因になります。きちんとした使い方をするのはもちろんですが、周りの人、特にお年寄りや子供が危ない目に合わないように気を付けてあげてください。
意思疎通の取りにくい赤ちゃんやペットは顔色や表情、動作をよく見てあげましょう。赤ちゃんやペットはなるべくこたつヒーターに頼らない暖房がいいと思います。