腰痛は日本人の80%の人が経験するといわれている国民病ともいえる病です。こたつテーブルで腰痛とうまく付き合う方法は?
このページの内容です(目次)
こたつテーブルと腰痛の関係
こたつテーブルにもいろいろありますが一般的なこたつまたはこたつテーブルはローテーブルが基本です。大体、膝頭と同じくらいの高さです。この場合の座り方は大きく分けて4通りあります。
- あぐら
- 正座
- 女の子座り(正座崩し)
- 足を伸ばして座る
- 体育座り
このうち腰に負担がかかり、あまりよくないとされている座り方は1番のあぐらです。バランスを保つのが難しく骨盤がズレやすい座り方です。次が体育座りです。椎間板や腰回りの筋肉に負担が多くかかる座り方と言われています。あとの残りが良い座り方か?というとそうではありません。床に座る場合は、よほど筋肉がしっかりしていないと腰への負担は大きいようです。
では、どうすればいいか?
座椅子、クッション、座布団を使うと腰への負担が軽減されます。
- 座椅子・・・深めに座る。ズレ落ちたような全身が伸びたような姿勢はNGです。
- クッション・・・座椅子との併用が正解です。座椅子と腰の間にできる空間にクッションを入れましょう。バスタオルを巻いたモノでも代用できます。
- 座布団・・・床に直に座わるよりはマシです。
さらに!
リビング型、ハイタイプ型とよばれる椅子を使うタイプのこたつテーブルを使うことで腰への負担を軽減してくれます。
こたつテーブルはローテブルタイプばかりではなくハイタイプのモノもあります。腰痛と長く付き合っている方は、椅子中心の生活に変えてみてはいかがでしょうか。腰への負担は床に座っていた時よりも軽減されると思います。
高さ調整機能付きであれば、椅子の高さや種類にも対応できます。椅子は回転式やキャスター付きが便利です。
▲高さ調整もできるキャスター付き・ひじ掛け付きこたつチェアー
こたつテーブル使用時、腰痛の方へ注意点と提案3つ
- ローテーブルの場合は、体育座りやあぐらで座らない
- 座椅子とクッションを併用する
- 椅子が使えるハイタイプのこたつテーブルを使う
ローテーブルで座る場合には骨盤サポートグッズや姿勢矯正クッションなどを使用するといいと思います。正しい姿勢を身につけることが腰痛の予防と改善に役立ちます
椅子に座っても以下のことに注意しましょう。
- 脚を組まないようにする
- 前のめりの姿勢にならないように
- 浅く腰掛けない
この3つは腰によくありません。気を付けてください。
椅子に座るときの正しい姿勢は、しっかりと足のかかとや裏を床につけ、椅子の座面に当たっている「坐骨」に体重をまっすぐ置く。イメージとしては体が2分割になったと思って、お尻の上に上半身を乗せているという感じです。
脚を組むのは当然NG。足の裏でも体重を感じるのがベスト!椅子から足がブラブラしていたら椅子の高さがあっていない証拠です。自分に合う椅子を選びましょう。
あと、総じて言えることは腰痛持ちの方は、「姿勢が悪い」という特徴を持っています。ストレスで姿勢が悪くなったり内臓が悪くて前かがみになったり・・・。姿勢を正すことを意識するだけでも腰痛予防にもなるそうです。
★座るだけで姿勢を整えるグッズなども使ってみるといいかもしれません。
オフィスでも使っている人が多い、椅子に置くだけ!骨盤を正しい位置に・・・・。
▲MTGさんから発売されている「style;スタイル レッド」です。シックスパッドなども販売している有名なショップです。スタイルは、椅子の上でも床に直においても使える優れものです。腰痛を治すことはできませんが、正しい姿勢をキープできやすいので腰痛予防にはなりそう です。使用感など詳細はコチラの「姿勢をよくしたい人にstyleがおすすめ」に詳しく説明されています。参考にしてください。
意外な腰痛の原因もあります
腰痛はストレス、内臓疾患や歯のかみ合わせが悪い時にも起こるようです。虫歯になったり、歯が抜けると、食べるときに痛い箇所をかばうようになります。かみ合わせがズレると左右のバランスが崩れて、まず首や肩が痛くなります。もう少し放っておくと背中が痛くなったり、腰が痛くなったりします。これは人間が無意識のうちにバランスを取ろうとしているために起こっているらしいです。顔が右に傾けば肩は左下がりになって平衡を保とうとします。逆もあります。膝を怪我した場合など、痛い脚をかばい歩き方が変わると骨盤や腰椎がバランスを取ろうとしてゆがみが生じます。コレが腰痛の原因になるらしいです。
慢性化した腰痛の方におすすめのこたつテーブルとは
慢性化した腰痛の方やお年寄りの場合はローテーブルよりもハイタイプ型のこたつテーブルがおすすめです。老人ホームや介護施設では足腰に負担がかかりにくい椅子やベッドでの生活を推奨しているところがおおくなっています。腰痛の方にとって床からの立ち上がりが多い生活は症状を悪化させる可能性が高くなります。
これからこたつテーブルの購入を考えているのであれば、ハイタイプまたは高さ調整機能(60㎝以上は必要)が付いたこたつテーブルがおすすめです。参考になさってください。
ハイタイプ こたつテーブル
●どんなに良い姿勢で座っていても長い時間、同じ姿勢でいることは、腰によくありません。最低でも1時間に1回は、椅子から立ち上がったり歩いたりして全身の緊張をほぐしましょう。
●筋力の保持も大事です。ストレッチや簡単な筋トレは習慣にしましょう。
●ストレスともうまく付き合いましょう。
●内臓疾患からくる腰痛もあるのでかかりつけ医にはいつも相談しておきましょう。