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こたつテーブルの大きさ選びを安易に考えていると後で失敗する
こたつテーブル購入の判断材料になるのが、家具としてのスタイル、カラー、値段、大きさなどが挙げられます。その中で安易に選び過ぎているのが大きさです。特に一人暮らしの方やワンルームにテーブルを置こうとしている方に多い傾向です。
▲一人暮らしによくある正方形75cmの小型こたつテーブル
テーブルは、狭い部屋では大きいスペースをとり決して小さいモノではありません。
だから狭い部屋にはコンパクトな小さめのテーブルを考える
コレが大きな間違いです。本当にそうなのか、もう一度考えてから購入することをお勧めします。
狭い部屋での大きいテーブルは邪魔な存在ではなく、むしろ部屋の中央に居座る存在であり、インテリアの主役的な役割を果たします。そして重要なのが実用的で機能的な存在であることです。
「テーブルで何をしますか?テーブルの役割は?テーブルを買おうと思った動機は?」これはテーブル選びの原点であり大切な部分です。
食事のため、字を書く場所・絵を描く場所が欲しかった、パソコンを置きたかった、モノが散らばるので机が欲しかった、本棚を置くため、こたつが必要だった、趣味の時間を楽しむため、仕事のため、勉強のため、ティタイム・・・。など、いろんな動機があると思います。
でも、その動機は多分、ひとつでは無いはずです。
食事もできるし、パソコンも置ける。本棚を置いて勉強もできるし、ティタイムも楽しめる。料理をするときに食材置き場にもなる。買う前にそんな風に考えていませんでしたか?それを考えると、最初に買おうと思っていたテーブルのサイズは小さくはありませんか?狭い部屋だからこそ、大き目のテーブルをおすすめします。
いろんなことを機能的にこなしていく「こたつテーブル」は生活の中で多目的な存在です。もし、狭い部屋だからといって安易に小さいテーブルを選んでしまったら、役不足のため、あとで小さな本棚や余計なサイドテーブル、勉強用・仕事用の机、パソコンデスクを揃えるかもしれません。これでは、最終的にお部屋が大幅に狭くなってしまいます。こうならないためにも、「何を置く」「何のために使う」を明確にしておく必要があります。
大き目のこたつテーブルを置くメリットまとめ
- 多目的に使うことができる
- あとでいろいろな家具を買うより経済的である
- 来客時に使いやすい
部屋の大きさや形によっては、どうしてもこのサイズしか置けないという状況がありますが、そんな場合を除いては、狭い部屋でも、ワンルーム用、一人用という概念を捨ててサイズ選びをした方が失敗しにくいです。
▲使いやすいテーブルサイズ。常時、ブックスタンドやノートパソコンを置いていても食事したり、勉強や読書したりする作業スペースが取れます。
具体的なサイズは105cm、120cm幅のテーブルがベストです。今使っている机とパソコンがあれば、実際に測ってみると、よくわかると思います。あと、テーブルを壁際に付けることで、さらに収納スペースが増えたり、ポータブルのTVを掛けたり置いたり出来るようになります。テーブルの配置やレイアウトも工夫してみてください。
冬のイメージでこたつテーブルを選ぶと失敗しやすい
こたつテーブルは9月以降の秋冬が需要期になります。このことを考えると寒い時期に使える暖房器具「こたつ」として使うことがメインの購入動機と考えられます。この時期、家電量販店では布団を一部めくってヒーターが赤々と灯った状態でよく展示されています。しかし、ヒーターに電源が入った温かいイメージを先行させたまま、こたつテーブルを購入すると後で失敗する場合があります。こたつテーブルは布団がなく電源が入っていない時期が何ヶ月もあります。冬の購入は、このことを忘れてしまいがちになります。
冬場のこたつテーブルはラグや布団の柄・デザインでお部屋の雰囲気に馴染ますことができます。ある意味、どんなテーブルでも部屋のインテリアに溶け込ますことが可能です。しかし、これが夏になると状況が一変します。分厚い掛け布団がなくなり、テーブルがプレーンの状態になります。お部屋の中でポツンとテーブルだけが浮いてしまう現象が起こり、今までと違った雰囲気になります。これは、お部屋のインテリアやスタイルとこたつテーブルがマッチしていないことが主な原因です。
こんな失敗を起こさないためにも、購入時に夏のときの見栄えや布団無しでの部屋とのマッチングを考える必要があります。北欧スタイルのお部屋には北欧風のテーブルがよく似合います。和風のお部屋にはヨーロピアン風のテーブルはマッチしません。掛け布団なしの状態で部屋に置いたときにどんな雰囲気になるのかをイメージしてから購入すると失敗しにくくなります。
季節が変わっても、ある程度はクッションの色や季節の小物でカバーできますが、テーブルはインテリアの方向性を決める上で大きな影響を与えるので、やはり最初によく考えてから購入するのがベストです。