実はこたつ布団には思っている以上にいろいろな種類があった!
このページの内容です(目次)
いろいろなこたつ布団素材
こたつ布団にはデザインだけでなくいろんな要素によって細かく分類することができます。
厚さ・薄さや素材によっての肌触り、保温性、メンテナンス性などで違いがでます。これに天板の形とサイズ、カラーが加わると選ぶのも大変なくらいの種類になります。流行もありますが、今一番売れているこたつ布団の素材はマイクロファイバー系です。肌触りのよさが特徴ですが、表面だけに使ったり裏地にも使う全面タイプなど幅広い使い方がされています。
自分にあったこたつ布団を探すことは、「こたつ選び」の違った楽しみのひとつになるかも。
マイクロファイバー
マイクロファイバーとは・・・
0.008mm以下の合成繊維です。保温性・吸湿性に優れています。ふんわり、なめらか、やわらか、あたたかくて軽い素材です。
思わずスリスリしたくなるふんわりなめらかな肌ざわりは誰もが好きになる素材です。生産コストが高くないので消費者にも安価に手に入れることができます。触れているだけでも軽くてやわらかだから、ついついうとうとしちゃうかも。若い世代を中心に人気が広がっています。
フリース・マイクロフリース
フリースは衣類でも多く使われています。ユニクロでおなじみの素材です。ふれているだけで、癒される。ふんわりなめらか。抜け出せなくなるあたたかさが特長です。こたつ布団全体がこの生地と思うとワクワクしますね。マイクロファイバーと並んで人気がある素材です。
フリースよりもきめ細やかで肌ざわりがなめらかなのがスーパーマイクロフリースです。より軽くてあたたかなこたつ布団になります。みんな大好き!スーパーマイクロフリース素材です。
フィラメント
フィラメント糸とは
ポリエステル等の長い繊維を使った糸で、綿や毛のような短い繊維を紡績した糸と比較すると、シルキーな感触が特徴です。光の当たる角度によっては反射して輝いているようにも見えます。静電気がちょっと心配です。
フィラメント系をたっぷりと使用するとふっくらとして、柔らかで、まるでラビットファーのような心地よい肌触りを楽しめます。しっかりと密着が高く目つけされたボリューム感たっぷりの毛足は、ふっくらとした風合いを醸し出します。
フランネル
フランネルは柔らかく軽い毛織物です。別名ネルとも言います。軽くて非常にやわらかい肌感触がフランネル生地の特長です。ネルはこたつ布団の他にも衣類、シーツなどにも用いられています。柔らかくて暖かな毛織物のフランネル素材はネルシャツなどが有名です。元々はイギリスのウェールズ地方に伝わる毛織物です。撥水加工したものも販売されています。
しじら織り
しじら織りとは、サラッとした生地で表面に見られるデコボコのシボが特徴の生地です。こたつ布団の他に夏物の布団や敷物、浴衣などでよく見かけます。しじら織りは太さの異なる糸を織り込むことで、微妙なシボ感を出しています。一般の平織り生地とは違う風合いで、素朴でナチュラルな雰囲気が人気です。こたつ布団の場合はデコボコ部分に空気を含み暖かさを逃さない構造になっています。肌触りがサラッとしてベトつかないのもこたつ布団として評価されている良い部分です。和装のお部屋にぴったりです。
羽根布団
布団といえば羽根布団。こたつ掛け布団にも羽根が使われているモノがあります。フェザー100%の布団は軽くて暖かいのが特長です。しかしこたつ布団としてはあまり流通していません。少し不向きな面があります。軽すぎると体にフィットせず、こたつ内の暖気を逃がしてしまう可能性が高いからです。良質になるほど他の素材より価格が高めになることが多い素材です。
そのたこたつ布団選びで考えること
こたつ布団を選ぶときのポイントになる点
アレルギー問題・・・布団や敷物から出るホコリが原因になる場合があります。特に天然素材の中綿を使用している場合は注意が必要です。近年はポリエステルを使用したものが主流でありアレルギー対策は進んでいます。素材を工夫した布団もあるので商品のおすすめポイントがあればしっかり読むことをおすすめします。
省スペース型・・・角にスリットが入ったタイプです。生地が2重構造になっていたり違う素材を組み合わせる場合もあります。通常の布団サイズよりも裾野広がりがなく、こたつ布団が天板から垂直に落ちる感じです。省スペースこたつ布団は狭い部屋やハイタイプのこたつなどに有効です。
リバーシブル・・・裏と表でデザインが異なったり、色が違う、肌触りが違う生地になるこたつ布団です。インテリアとしての楽しみ方が増えますね。リバーシブル天板こたつと組み合わせると何通りもの表現ができます。
厚掛け・薄す掛け・・・厚掛けは中綿が入ったふっくらタイプです。保温性に優れていますが洗濯に少し難あり。薄掛けは体にフィットしやすく暖気を逃がしにくい布団です。収納時にもコンパクトになり便利です。一般に和室の方が厚掛けが似合います。
洗濯・・・最近は丸洗いOK! 自宅の洗濯機でも洗えます!というこたつ布団が増えています。こたつは汗をかいたりするので自宅で洗えるタイプを選ぶのが良いと思います。
こたつ布団カバー・・・こたつ布団にカバーを付けることも視野に入れましょう。布団自体が汚れにくい、ほこりが立ちにくい、汚れても洗いやすいなどのメリットがあります。無地のこたつ布団を選んだ場合はカバーを変えることでいろんなデザインを楽しめます。
静電気・・・化学繊維を使った素材に多いのが特徴。こたつを使う冬場は乾燥の時期とも重なるので静電気はつきものです。静電気対策加工をしたものもありますが、自分が着ている服が原因になっている場合もあります。
撥水加工・・・水をこぼしても弾くタイプの生地です。小さいお子さんがいる場合は少し気にしてもいいかも。
こたつ本体と布団、そして部屋全体をトータルコーデとして考えるとインテリアの楽しみ方の幅がもっと広がります。こたつ布団は寒い季節だけのインテリアです。デザインにとらわれがちになりますが保温性などの機能面の方が重要です。種類が多いですが、しっかりと知識をもって選びたいですね。
こたつ布団はカーテンや敷物と合わすとグッと統一感がうまれます。是非、3点統一をお試しください。